内容説明
都市は成長と衰退を繰り返してきた。いまやその再生には文化・歴史を見据えた空間、社会、環境、経済といったトータルな視点が欠かせない。海外諸都市に学ぶ、持続可能な都市とは。
目次
1 持続可能な都市再生(都市再生とは何か;本書における方法論;政府が進める都市再生政策の構造とその課題;サスティナブルな都市圏の形成にむけて―三つのアプローチ)
2 アメリカ(都市民主主義の再生―アメリカ都市再生政策の歴史的展開に学ぶ;市民発意によるゾーニング規制―ニューヨーク市;コミュニティ組織による近隣再生の取り組み―クリーブランド市)
3 ヨーロッパ(イギリスの都市再生―サッチャー政権以降の動きを中心に;ブラウンフィールドの再生 ほか)
4 アジア(上海・北京の再開発と近隣住民;ソウル市の再生―一般住居地域細分化の取り組み;台湾集集大震災における住宅・都市復興)
著者等紹介
小泉秀樹[コイズミヒデキ]
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教授。1964年生まれ。東京理科大学卒、東京大学大学院博士課程修了。東京理科大学助手、東京大学講師を経て現職。博士(工学)
矢作弘[ヤハギヒロシ]
大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。1947年生まれ。横浜市立大学卒。日本経済新聞社を経て現職。社会環境科学博士
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