内容説明
「電線つたって手紙が届く?」文明開化に沸く日本。元祖“IT革命”にとまどいながら、祖たちはその益を我が物にしようと苦闘する。知られざる近代史のひと齣を描く。
目次
プロローグ 『原風景』の旅へ
風景ノ1 電気通信の黎明
風景ノ2 最初の電話と明治人
風景ノ3 電話が話したとき
風景ノ4 宙めぐる電線の下で
風景ノ5 声をとどける仕事
エピローグ 電気通信のそれから
著者等紹介
松田裕之[マツダヒロユキ]
1958年3月大阪府に生まれる。1985年3月関西大学大学院商学研究科博士課程修了。松商学園短期大学経営情報学科助教授を経て、現在甲子園大学経営情報学部助教授。博士(商学)関西大学。主要業績に『ATT労務管理史論―「近代化」の事例分析―』(ミネルヴァ書房、1991年)、『AT&Tを創った人びと―企業労務のイノベーション―』(日本経済評論社、1996年)、『電話時代を拓いた女たち―交換手のアメリカ史―』(日本経済評論社、1998年)ほか
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