内容説明
この本に掲載した絵画は、3人のハルモニ(韓国語で「おばあさん」の意。ここでは元日本軍「慰安婦」への敬称)たち、姜徳景さん、金順徳さん、李容女さんが描いたものです。3人はナヌムの家に住んでいました。ハルモニたちの絵画展は、1997年から98年にかけて日本全国を巡回しました。今これらの絵の大半は、ナヌムの家の「日本軍『慰安婦』歴史館」におさめられています。
目次
元軍人
わたしだったら―10代
衝撃
50年がすぎて
歴史をみつめる
広島・長崎だけでなく
聖戦の名のもとで
教科書
性暴力
戦中体験〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいぎ
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「慰安婦」とされた人々による絵画の展示会を行い、そのときの観覧者の感想をまとめたもの。当時従軍してたおじいちゃんや、女子高生までがコメントを寄せており、予想よりも多様な意見があって面白かった。従軍した男性陣は、自己弁護的な発言(ただの娼婦かと思っていた、強制連行ではないと信じているなど)があったり(そりゃそうだ、自分が責められている感じがしただろうから)、30~50代女性は、自分や娘がああなったら恐ろしい…とか、そういう想像を巡らす人が多かったようだ。絵の訴える力、悲劇の真柏性を感じたという感想もあった。2014/10/29
W.S.
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感想文以外読了。2023/07/30