出版社内容情報
本書は、近年の中国の開放政策によって可能となった現地調査を踏まえて、言
語学、東洋史学、文化地理学、民族学の一線研究者が、満洲族と中国東北部の
相互影響のメカニズムを言語・慣習・信仰の各側面について実証的に究明した
戦後初のツングース・モンゴル研究。
内容説明
本書は、近年の中国の開放政策によって可能となった現地調査を踏まえて、言語学、東洋史学、文化地理学、民族学の一線研究者が、満州族と中国東北部の相互影響のメカニズムを言語・慣習・信仰の各側面について実証的に究明した成果。
目次
黎明期のツングース研究およびモンゴル研究
粛親王家雑記
朝鮮朝に於ける訳科清学と満州語の試験答案紙について
『北征録』について
中央アジアの朝鮮族における文化変容
パラディウスの南ウスリー踏査記―翻訳と解説
レニングラードの人類学民族学博物館所蔵の満州文書
中国東北部における民族誌的複合
モンゴル遊牧民世界に於けるイヌ観念について―『元朝秘史』の事例を中心に
モンゴルの家蓄屠殺をめぐる儀礼