出版社内容情報
中国美術の入門書。多くの図版とともに歴史や意味にも触れる。これから中国美術を知ろうとする人必携。
目次
中国美術の見かた(玉器の図像学(新石器時代)
鬼神の器、祭式美術―婦好墓酒方壷(商)
長江流域の古代文明―三星堆と曽侯乙墓(商~戦国)
永遠を願う文字―開通褒斜道刻石(前漢)
書の本流(六朝~唐・宋) ほか)
中国美術の考えかた(中国の芸術;書論の発生と展開;画論の発生と展開;擬古・倣古 ほか)
手引きと資料
著者等紹介
古田真一[フルタシンイチ]
帝塚山学院大学教授
山名伸生[ヤマナシンセイ]
京都精華大学教授
木島史雄[キシマフミオ]
愛知大学助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろーじゃ
1
中国美術を書道や絵画など分野別・時代別に見ていく本です。時代が古代・中世に偏っているのと、全て白黒写真なのが惜しいところ。見かた・考えかたについても、自分はすでに知っている事の方が多かったので次のレベルの本にチャレンジしたいです。2013/11/03
アキコ
0
中国美術の全体像を知るために良い入門書。「見かた」で様々な作品や人物を紹介、「考え方」で西洋美術とは異なる中国美術について知ることができます。個人的に面白かったのはp72からの「中国古代の死生観」です。存在するが見えないものを表現する方法として「雲気」を用いたというのが興味深いです。2018/12/11