中原中也論

中原中也論

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  • サイズ B6判/ページ数 481p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812007174
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

内なる修羅を見据えながら、独自の象徴主義を築いた中也のテーマとは何であったのか。それは、固定化した自己抑制と共同体意識の中から、どのように真の自我を発見し、芸術的創造性を確立するかであった。中也は彼の純情と純粋を貫いて、今なお日本人の生き方を根底から問い直している。さまざまな中也伝説を超えて真実の中也像を提示する大冊。

目次

詩集『山羊の歌』―汚れっちまった悲しみに
『在りし日の歌』―冬の長門峡
中也と象徴主義―一つのメルヘン
中也の修羅(言葉なき歌;寒い夜の自我像;朝の歌)
友人たち―骨
ダダの影―朝鮮女と詩人の不幸
対人圏と名辞以前の世界(北の海;頑是ない歌)
春日狂想