内容説明
本書で著者はカオス力学の新しい諸成果を経済学に適用しそれを現代工業社会の中心的な概念忰組みに仕上げようとしている。
目次
第1章 資本主義は構造変化によりカオス的な進化を創り出す
第2章 古典派動学―穀物経済
第3章 フォン・ノイマン・モデルとカオス・アトラクター
第4章 短期波動・長期波動の増大とシュンペーター
第5章 現代経済の構造的・動学的不安定性
第6章 成長率の高低の分析
第7章 成長の不規則的波動と技術革新
第8章 経済波動の動学的制御と財政政策
第9章 伝統的循環モデルを新しく見直す
第10章 カオス的・非周期的挙動と強制振動
付録(レスラー・モデルと経済行動;キャノンレーザ・ショットによるレスラー・モデルの3次元グラフ表示・印字プログラム)