- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 図書館・博物館
- > 図書館・博物館学その他
内容説明
ヴィクトリア朝英国の文人ラングが、古今東西にわたる稀書・珍本について該博な知識を駆使し精魂こめて語る愛の讃歌。
目次
ウルズリー子爵夫人へ
エルゼヴィル本
理想と現実のバラード(2回繰り返し)
教区記録の骨董品
ロウファント本―ロンド形式のバラード
F.L.へ
日本の幽霊譚
書斎の幽霊
文学作品の贋作
フランスの愛書狂
古いフランス本の題扉
愛書家の煉獄
手の届かないものへ捧げるバラード
女性書物愛好家
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刳森伸一
0
「とても手に入る望みのない書物の数々が/幻影となって私の周りをワルツを踊りながら旋回する(P173)」そんな愛書家を巡るエッセイ集。タイトルに反してあまり書物と関係のないエッセイもあるが、やはり本領は愛書家にかかるものだろう。稀覯本を収集する猟書家の話など面白い。2013/05/01
昭和子
0
本気のマニア本。2012/05/27
きゅー
0
書物愛好家として名高いアンドリューが書いた、本と本好きについての本。テーマとしては非常に興味深いのですが、いかんせんわたしは普通の日本人であって、西欧の装丁についても、歴史上の事件や人物について分からないことが多すぎる。全体的に非常にペダンチックに書かれており、金持ちイギリス人による希少本や装丁についてのウンチク話が延々と続く。