感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかさん
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小説論、小説家と作中人物、E.ジャルーによる小説家フランソワーズ・モーリヤックの三部から成る。小説が世間で読まれているのは、隣人を愛することより聖書で禁じられているにもかかわらず隣人を批判する者の方が多く、それ故小説家は心理学者となって人間関係のもつれを解きほぐす役目の一端を担っているからなのだ。彼の著書『テレーズ・デケイルー（遠藤訳ではデスケルウ）』『蝮のからみ合い』『愛の砂漠』の登場人物は実在の人物を経ていかに作り上げたかを解説しているのは大作家の秘密を教えてもらったようだ。納得ゆかない箇所もあり。2016/01/01
