出版社内容情報
円谷英二に次いで二人目の特技監督となった、有川貞昌。この度発見された、有川が晩年書き上げた未発表の原稿をメインに、生前の有川を知る方々に有川の人について語ってもらうインタビューで構成。また、貴重な有川絵コンテ資料を厳選して掲載する。
内容説明
有川貞昌が生涯の師・円谷英二との出会いから日本初の本格的特撮怪獣映画『ゴジラ』の製作までを、自身の視線で綴った生前最後の未発表原稿「ゴジラの息子の回顧録」と、有川に縁のある人々の貴重な証言が織りなして、知られざる“師”と“弟子”の関係を描出する。
目次
『ゴジラの息子の回顧録』
有川貞昌ギャラリー
『半世紀前の反省記』
“ゴジラの孫”、“ゴジラの息子”を語る。―有川潤(有川貞昌・長男)インタビュー
スクリプターから見た有川貞昌―鈴木桂子インタビュー
森喜弘×山本武(司会:原口智生)鼎談
有川貞昌『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(67年)画コンテ
著者等紹介
有川貞昌[アリカワサダマサ]
1925年(大正14年)、東京都(府)生まれ。戦後まもなくから特撮の神様・円谷英二に師事し、長く円谷の片腕として特撮キャメラマンを務める。『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(66年)で特撮演出(クレジットは監督補)を担当、『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(67年)で東宝二代目の特技監督となる。円谷の没後、国際放映に移籍。特技監督、プロデューサーを務める。最晩年は、映像系専門学校で講師として勤務。後進の育成に尽力する。2005年(平成17年)没
田端恵[タバタケイ]
1959年(昭和34年)、北海道生まれ。日本初の合成専門会社デン・フィルム・エフェクトでタイトルデザイン、光学作画を担当。TV、CMで特殊造形コーディネーターを務める。ライターとしてのペンネームは矩形葉児(くがたようじ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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印度 洋一郎
qoop