「学力」の経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799316856
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「ゲームは子どもに悪影響?」
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!

「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、
「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。
そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、
よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、
今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。

内容説明

ゲームは子どもに悪影響?教育にはいつ投資すべき?ご褒美で釣るのっていけない?思い込みで語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!

目次

第1章 他人の“成功体験”はわが子にも活かせるのか?―データは個人の経験に勝る(教育は「一億層評論家」;東大生の親の平均年収は約「1000万円」 ほか)
第2章 子どもを“ご褒美”で釣ってはいけないのか?―科学的根拠に基づく子育て(目の前ににんじん」作戦を経済学的にひもとく;「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」―どちらが効果的? ほか)
第3章 “勉強”は本当にそんなに大切なのか?―人生の成功に重要な非認知能力(幼児教育プログラムは子どもの何を変えたのか;「非認知能力」とは ほか)
第4章 “少人数学級”には効果があるのか?―科学的根拠なき日本の教育政策(35人か、40人か?;少人数学級は費用効果が低い ほか)
第5章 “いい先生”とはどんな先生なのか?―日本の教育に欠けている教員の「質」という概念(「いい先生」に出会うと人生が変わる;教員を「ご褒美」で釣ることに効果はあるのか ほか)
補論 なぜ、教育に実験が必要なのか(リンゴとオレンジ:比較できない2つのもの;「反実仮想」を再現する ほか)

著者等紹介

中室牧子[ナカムロマキコ]
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D.)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

253
★★★★★著者は教育経済学者。子供が何歳の時にいくら教育費を使うのが最も効果的か、学校教育の成果をあげるには、何に経費を使うのが最も効果的かなど、様々なデータに基づいて科学的に分析している。教育学でも心理学でもなく、経済学の立場からもよい教育方法について語ることができるのかと目から鱗。教師の質の良さは、貧困や遺伝、家庭環境など全ての教育上の悪条件をカバーできるという。子供のためにも未来の社会のためにも、素晴らしい教師が増えて欲しいと切に願う。2016/06/18

Miyoshi Hirotaka

212
科学の力が及んでいないのが教育。個人の経験が幅を効かせ、科学的証拠に基づく施策に乏しい。このため、試験が近くなると身内の急死が増える奇妙な現象が発生し、少人数制や教員研修が教育の質向上の定石とされ、貴重な資源が効果測定なしに投入されるのを止められずにいる。かつて、わが国にはエリート教育があり、少数に対し集中的な投資がされたが、今は教育が高度化したため、多数の凡人に対し分散的に投資する時代になった。従い、教育にも科学的根拠に基づくPDCAサイクルを導入し、資源が確からしい方向に配分されるよう合理化すべきだ。2017/05/11

ナイスネイチャ

174
図書館本。何か今までモヤモヤしていたのがスッキリする。教育を科学的に分析していて、もっと掘り下げて教育というものに日本は力を入れてほしい。2016/11/18

雪風のねこ@(=´ω`=)

146
行動心理学を経済に適応したのを行動経済学なのだが、教育に適応したのが本著と言える。試験の点数という目先の優劣ではなく、学力以外の非認知能力(人受けの良さ、忍耐力・計画性がある等)を高める事が、学校生活を支える基盤となり、先の、生涯収入の大きな差となって活きると説く。日本の「見栄」という外聞の良さを重要視する特徴があり、「義理人情」と言う特性も加わって、平等さが却って不平等を生んでいる要因となっている。(続く)2017/10/21

koji

144
本書記載のとおり、日本では「俺(あたし)の教育論」が幅をきかせ、功成り名を遂げた著名人や「できのいい子」を育てた親の教育論には人が群がります。この「聞きかじりの教育論」は、(参考になることもありますが)科学性のなさに疑問を感じていました。因って本書の教育経済学の考え方は得心がいくものでした。特に①ご褒美はインプットに、②努力を賞賛するメッセージを、③息抜きに罪悪感なし、④非認知能力こそ社会的成功の鍵、⑤行き過ぎた平等は格差拡大です。残念なのは日本のすぐれた研究成果の知見が少ないこと。著者に期待します2016/09/26

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