内容説明
ワインは先史時代から地上に存在し、人間に喜びを与えてきたのですが、伝播先の気候や土壌により、栽培に適した葡萄品種が取捨選択され、醸造方法も地域によって多様なものとなりました。「ワインは風土を表す」といわれる所以です。21世紀にはいって、ワインの味わいに、地域性や独自性はもう必要なくなったのでしょうか。消費者や批評家が望む味であれば、どこでつくられたか、誰がつくったか見えなくてもよいのでしょうか。本書を通じて、このことを考えてみたいと思います。『ワインの自由』に続く珠玉のワインコラム集。
目次
第1章 ワイン産地
第2章 葡萄栽培
第3章 ワイン醸造
第4章 熟成
第5章 ワイン・ビジネス
第6章 ワイン・ジャーナリズム
著者等紹介
堀賢一[ホリケンイチ]
1963年、北海道小樽市生まれ。青山学院大学大学院国際政治経済学部修士課程修了。ワインインスティテュート駐日代表。現在、酒類専門誌『WANDS』にコラムを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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