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フィールドワークの経験

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784796702256
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C1036

目次

1 フィールドワークの方法(フィールドワークについて;フィールドワークの手引き;暴走族から現代演劇へ ほか)
2 ライフヒストリーの実践(ハンセン病療養所入所者のライフヒストリー実践;二人のオーサー―ライフヒストリーの実践と呈示の問題;語りたいことと聞きたいことの間で―ライフヒストリー・インタビューの管理をめぐる争い ほか)
3 フィールドワークの経験(「啓発する言説構築」から「例証するフィールドワーク」へ―排除と差別のエスノメソドロジー再考;「社会問題」という経験―夫婦の姓をめぐって;モニターのこちら側のフィールドワーク―ある「会議」を素材とした会話分析の経験 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
本書の結論をまとめれば、フィールドワークをするということは対象の観察であると同時に観察者の告白である、ということだと思います。ただ、何かに接触すれば必然的に対象に変化を呼び起こして、影響を与えずにはおれず、それは質問紙を配ろうが、検査機をあてようが、調査者が同じ世界に生きる主体である以上不回避なことでしょう。調査に際して求められるのは不毛な客観性ではなくて、検証への誠実性であって、神の目を騙って特権的な立場を主張するのが客観なら、それこそ科学性に乏しく、寧ろ質的調査の方が科学的と胸を張っていいはずです。2018/05/03

Stemonitis m.(すてもに)

0
社会調査の方法/理論についての本。というよりも、フィールドワーカーが現実にどのような困難に直面し、それを通してどのような社会学を展開するか、という感じか。神がかり的な研究者にもコミュ障みたいな悩みがあると分かって幾分救われる。2012/08/29

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