出版社内容情報
先入観や自己流の考えでがんじがらめになっていると、思わぬ落とし穴に足をすくわれる。そんなこわばった頭をときほぐす楽しい問題がどっさり! 身近にあるやさしい問題からさまざまな考え方を導いていきます。“考える”行為とは何か気付かせてくれる1冊。
内容説明
親友の家に食事によばれたとき、きみのいちばん苦手な食べものが出てきた。さあ、どうする?「あーあ、いやになっちゃう」なんて、いらいらしてはいけない。きみの頭の中には、どんな問題にだって取り組むことのできる「道具」が、じつはもうそなわっているんだよ。そのいろんな道具をスムーズに使いこなすことさえできればいいんだ。そのためには、こわばった頭をときほぐすことが必要だ。先入観をブチこわせ!センスをみがくんだ。コツを覚えよう。この本には、楽しみながら頭に筋肉をつけていく問題がどっさりつまっているよ。
目次
1 自己流で考えちゃだめだ(自分のことならよく知ってるってホント?;いつも見えているものをちゃんと見ること;せまい見かたってどういうことだろう? ほか)
2 問題にぶつかったらどうするか(火のないところに煙は立たない;何が問題なのかはっきりさせること;「マザー・グース」で考えてみよう)
3 頭にだって屈伸運動が必要だ(思いつきだけじゃだめだ;どんな考えも書きだしてみること;理屈は1つってかぎらないんだ ほか)
1 ~ 1件/全1件
- 評価
YA出版会の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tapioka
22
生きているうちに出会う様々な問題について、考えるための基本姿勢を分かりやすく述べた本。翻訳本で日本語がぎこちないところもありますが、自分の先入観や思い込みだけで考えない、答えや理屈は1つとは限らない、何が本当に問題なのか自分の中で整理する、などを平易な言葉で説明しており、また、頭をひねらないと解けない練習問題もあり、頭の体操になる本です。真剣に練習問題を考えましたが、いくつか問題が解けず、回答を見てハっとしたものもありました。子供向けの本ですが、固定観念で頭が凝り固まった大人こそ読むべき本だと思います。2016/06/26
T M
5
本屋でふと目に留まり…ロジカルシンキングの定番という文言となんと言ってもイラストが素敵で!内容は子ども向けなので、ごくシンプル。様々な角度からの物の見方、考え方など「考える練習をしよう!」。自己啓発のジャンルだけど、ビジネスだけでなくて、ちょっと生活に疲れたときに、今の状況を嘆くのでなく別の幸せの捉え方ができるのではないかな〜なんて。手元に置いておきたい本かな。2016/01/19
縄文会議
4
中学生くらいで、問題を前に行き詰まってる、自分は周りと比べて頭が悪いのかな、と悩んでるような子がよむといいかも。考えるってどういうこと?一方的な面から見ていないか?思考実験的な問題がたくさん。答えの出し方もしゃれている。大島弓子さんの漫画に出てきた永遠のチョコレートバーの話が出てきてびっくりした。これが出典だったんだなあ。2022/01/16
kyonkyon
4
子供に勧める本のリストの中の1冊。読み始めて、お悩み相談の本かと思ったが、どうやら違うようでした。問題にぶち当たった時、どう行動するか。答えは一つでなく、また解決方法も一つではない。先入観を捨ててよく観察する事。先入観は無意識に働いていることにも気づかせてくれる。例がマザーグースだったりで、イメージしずらい点もあるが、クイズ形式で確かに考えました。2021/09/26
lovemys
4
懐かしい(笑)こんなこと、昔よくやっていたなぁ~。昔は友達同士で遊んでいるとき、誰かしらこんな感じの問題を知っていて、みんなでやっていたけど、そういえば、もともとはどっから来てたのかな?今のゲームで遊ぶような世代の子供たちは、こんなの面白くないのかな?と思いつつも、息子氏(小4)にやってみたくて借りてきました(笑)子供の時に、こんなことを知っていれば、きっといつかは役に立つのではないかと思う。しかし、アメリカでも同じようなことやっていたんだねー、と感動した~(笑)マザーグース、懐かしいなぁ~(笑)2016/08/20