どうにもとまらない歌謡曲―七〇年代のジェンダー

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  • サイズ B6判/ページ数 264,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794965486
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0036

内容説明

男女をめぐるさまざまな意識が変わりはじめた七〇年代。歌謡曲もまた日本の音楽史のなかで、劇的に変化した時期だった。時代の空気に敏感に反応する流行歌には、男女の姿が徹底的に描きだされている。理想の恋愛像や親子像、既成の「男らしさ、女らしさ」とそれに代わる新しい価値観…。歌謡曲という大衆芸術は、今日にいかなる遺産を残したのか。阿久悠、松本隆、阿木燿子らの詩、ピンク・レディー、桑田佳祐、太田裕美らの歌を丹念に読みとき、男女間の変遷を掘りおこしていく。文学や社会学の領域をも超え、七〇年代を俯瞰する文化論としても読むことができるダイナミックな試み。

目次

1 愛しさのしくみ(愛があるから大丈夫なの?―結婚という強迫;あなたの虚実、忘れはしない―母性愛という神話;戦争を知らない男たち―愛国のメモリー)
2 越境する性(うぶな聴き手がいけないの―撹乱する「キャンプ」;やさしさが怖かった頃―年齢とジェンダー;ウラ=ウラよ!―異性愛の彼岸)
3 欲望の時空(黒いインクがきれいな歌―文字と郵便;いいえ、欲しいの!ダイヤも―女性と都市;季節に褪せない心があれば、歌ってどんなに不幸かしら―抒情と時間)

著者等紹介

舌津智之[ゼッツトモユキ]
1964年、愛知県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。同大学院修士課程、テキサス大学オースティン校博士課程修了。現在、東京学芸大学教育学部助教授。専攻はアメリカ文学、ジェンダー批評
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感想・レビュー

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ステビア

9
めちゃくちゃ面白い。オススメ!2018/05/21

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0
僕はもともとインスト音楽ばかりに興味があって、普通の人より歌詞を覚えたり口ずさんだりすることの少ない人間だった。それでも、いわゆるオールディーズや日本の歌謡曲を聞いていると、歌の情景や歌詞の意味が気になることがある。そういう素朴な疑問から、自分の(他人の)恋愛観や人生観が透かし出ることも多い。本書は70年代の歌謡曲から、時代の恋愛観や家制度、都市化にとどまらず、男の「やさしさ」の意味なんかを丹念に読み解く。「文学」というと大げさだが、やっていることは同じ。研究の面白さ、意義を知るために推薦したい一冊。2014/06/23

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