中小都市の「B級グルメ」戦略―新たな価値の創造に挑む10地域

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中小都市の「B級グルメ」戦略―新たな価値の創造に挑む10地域

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794807793
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C3033

内容説明

“本物の暮らし”が生んだ食の力。「地域ブランド」シリーズ第5弾!人口減少、高齢化、基幹産業の疲弊に悩む10の中小都市で人びとが“暮らしの中の味”を見出し、深め、まちおこしにつなげていく熱い挑戦。

目次

中小都市の「まちおこし」とB級グルメ
第1部 めん類系は一つの潮流(佐伯ごまだしうどん/大分の豊かな海の恵み;栃木そば/中山間地域の農村レストランの展開;米沢ラーメン/「食」から地域経営を考える)
第2部 地元で生まれた自慢料理(あんこう鍋/北茨城の漁業を背景に拡がる;明石玉子焼き/地域ブランドの兄貴分の課題;須坂みそ料理/伝統的な地域資源を生かす;帯広ビフトロ丼/北海道十勝の連携が始まる)
第3部 地元の材料で商品化(出雲あご野焼き/地域の伝統を活かす;糸満海人かまぼこ/沖縄の漁業のまちの取り組み;高岡コロッケ/ものづくりのまちの大作戦)
「ご当地グルメ」から地域経営を考える

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(経済学)

古川一郎[フルカワイチロウ]
1956年東京都生まれ。1988年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、一般大学大学院商学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

地域の中で育まれてきた「B級グルメ」が注目を集め、新たなまちおこしの焦点の一つとなりつつある。幾多の困難を抱える10の中小都市。「暮らし」に根ざす食文化を「発見」し、活かす熱い取り組みを紹介する。

バブル経済が崩壊した1990年代初め頃から、地域の中で育まれてきた「B級グルメ」が注目を集め、新たなまちおこしの焦点の一つとなりつつある(関・古川編『「B級グルメ」の地域ブランド戦略』参照)。それらは地域の人びとによって愛され、独特なものに高められている。さらにより詳細に各地に入っていくと、至る所で「B級グルメ」によるまちおこしが展開されている。2000年を前後する頃から、わが国は「B級グルメによるまちおこし」の時代というべき様相を呈してきたのである。
 振り返ってみると、日本は戦後の高度成長期を過ぎた頃からニクソンショック、オイルショック、プラザ合意などを経験し、2000年前後からは高齢化の進展、人口減少などに直面していく。そして、改めて地域に踏み込むと、各地で地域の資源の見直しと地に足のついた新たな取り組みが重ねられていることに気づく。それは「暮らし」「人びと」に光をあてた営みであり、成熟社会の「新たな価値の創造」と思えるものでもあった。伝統的社会から近代工業社会を経て、私たちは再び「地域」の「暮らし」に戻ってきたのかもしれない。地域産業問題の世界に生きてきた者として、新たな「発見」に心踊らせる毎日である。
 以上のような新たな動きの中から、本書は二つの点に注目する。一つは「中小都市」である。このクラスの都市は国内に多く、人口減少、高齢化に悩み、基幹産業が疲弊している場合が少なくない。そうした都市の一つのあり方として、人びとの「暮らし」に注目することの意味は大きい。
 もう一つは「食」、特に「B級グルメ」である。いずれの都市にも人びとの「暮らし」があり、大切に育まれてきた独特の「食」がある。成熟社会を迎えた現在、そこに光が当てられ、新たな輝きを増してきている。
成熟した時代の人びとの関心は、華美なもの、作り物ではなく、地域の本物の「暮らし」に向かっている。それは大量消費時代を乗り越えた人びとに「発見」を実感させるであろう。成熟した時代、「発見」は最大の価値を帯びてきたのである。(せき・みつひろ)