スウェーデンのスヌーズレン―世界で活用されている障害者や高齢者のための環境設定法

個数:

スウェーデンのスヌーズレン―世界で活用されている障害者や高齢者のための環境設定法

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 07時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806000
  • NDC分類 369.023
  • Cコード C0036

出版社内容情報

【世界で活用されている障害者や高齢者のための環境設定法】様々な刺激を与えることで障害者の感覚統合の受理能力を高め、新しい発見を促す「感覚のバリアフリー!」。

スヌーズレンという言葉を聞いてもピンとこない方が多いと思う。スヌーズレンとはオランダ語の合成語で香りを嗅ぐという行為と、うとうとする惰眠状態をさしている。これは七○年代の半ばオランダの重度知的障害者を対象にした施設で、一種の教育的刺激を与える環境設定方法として始まった。一般の人は混乱した情報過多の環境の中でも、日常生活に必要な事柄だけを抜粋して生活が営める能力を自然にもっている。が、何らかの感覚障害をもっている人は混乱したまま支障ある生活を強いられている。バリアフリーでもわかるように、ある程度障害に合わせた環境を設定すると普段の生活が潤滑にできるようになる。そういう意味ではスヌーズレンは感覚のバリアフリーともいえる。現在では重度知的重複障害者を対象にするだけではなく、身体障害者、感覚障害者、痴呆症者、慢性の痛感患者、精神病患者、あるいはストレスや過労になりがちな一般の人々にもいろいろな形で受けいれられている。スウェーデンではこんなスヌーズレンを九○年代のはじめから積極的に取り入れ、病院、デイケアセンター、グループホーム、特別学校、保育園、学校などあらゆるところで活用している。

内容説明

世界に広がる感覚のバリアフリー。福祉関係者待望の書。人工的な空間が生み出す新しいコミュニケーション。

目次

第1章 スヌーズレンの歴史とその背景(スヌーズレンの背景;スウェーデンのスヌーズレンの背景 ほか)
第2章 スヌーズレンとはどういうものか(基本的なスヌーズレン;ハビリテーリングセンターのスヌーズレン ほか)
第3章 スヌーズレンの利用実例(小頭症で自閉症のマルクス;脳性麻痺(CP)のリーヌス ほか)
第4章 スウェーデン国内にあるスヌーズレンの紹介(サフィーレンデイケアセンター(マルメ)
ヒリエデイセンター(マルメ) ほか)
第5章 スヌーズレンをつくる―Q&Aと問題点(スヌーズレンの基本形式;私が考える日本的なスヌーズレン ほか)

著者等紹介

河本佳子[コウモトヨシコ]
1950年、岡山市生まれ。1970年、岡山県立短期大学保育科を卒業と同時にスウェーデンに移住。1974年、ストックホルム教育大学幼児教育科卒業。以後、マルメで障害児教育に携わる。1992年、ルンド大学医学部脳神経科作業療法学科卒業。その他、同大学でドラマ教育学、心理学の基本単位修得。1999年、スコーネ地方自治体より25年間勤続功労賞を授与。現在、マルメ大学総合病院ハビリテーリングセンターで作業療法士として勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Natsuko

13
スヌーズレンという言葉を初めて知り図書館本にて学ぶ。語源はオランダ語の合成語。すべての感覚を統合させるために適度の刺激を楽しみながら感覚を自分のものにするプロセスのことをいう。高額な機器だけでなく手作り品も紹介。福祉先進国であるスウェーデンの施設を紹介しつつ、日本との違いを浮き彫りにする。スウェーデン社会では学校では混合教育が受けられ障害者といえど成人すれば一人暮らしが当たり前。高齢者や障がい者支援職員に対する処遇も手厚い。本著は2003年発行、現在はさらに進歩しているはず、あと数冊は読んでみたい。2020/03/21

丸坊主

0
スヌーズレンについて、暗めの部屋でキラキラしたものを愛でながらのんびりするくらいのイメージしか持っていませんでした。「利用者自身が自ら興味のある対象物を選び、自ら物に触れ、調べ、音を聞き、付添いの指図を受けないで自分にとって必要な時間を使って周囲のものを学習することができる」という理念を知って、見方が変わりました。第五章のスヌーズレンを作るーQ&Aと問題点ーもわかりやすかったです。私程度の前知識でも十分理解できるので、入門書としても使える本だと思います。2017/01/18

Rumiko Tsuchiya

0
Approach for sensory is relatively limited in Physiotherapy, therefore this is one attractive method. I want to try it.2018/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/793996
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。