子ども白書〈2000年版〉子どもの権利実現と市民的共同

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784794508010
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0002

内容説明

今回の特集では、子どもを守る会など市民団体、NGO・NPOの社会的な役割を軸に据えた地域再生の新しい展望として“市民的共同”というテーマこそがふさわしい、という結論に達しました。この市民的共同という考え方は、一つには、関係づくりの障害となっている学校とか教師、親といった看板をはずし、お互いが地域でささえあって生活する“市民”としての立場からの共同をめざすものです。また、それは同時に、子どもの権利実現における「公」のあり方を捉えなおしていくことにもつながります。『子ども白書』編集委員会は、「公」の役割を最大限追究するとともに、公と民、NGO・NPOとの共同も視野に入れて子どもの権利実現にむけての取り組みを検討していきたいと考えて、本年の白書を編集しました。

目次

1 特集「子どもの権利実現と市民的共同」(地域における市民的共同の展望;市民的共同の実践の展開)
2 ことしの“子ども最前線”(東海村の臨界事故―高校生は何を感じたか;なんのための総合か―「総合学習」を生きる力に ほか)
3 特論 子ども研究のこれから(感情リテラシー―ジョハリの窓ともうひとつの公共圏;武器?凶器?―メディアの発達と子どもの発達 ほか)
4 子どもの発達と権利保障―データと資料でみるこの一年(子どものいのちと健康;子どもと家庭 ほか)