草思社文庫<br> 性病の世界史

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草思社文庫
性病の世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221827
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C0122

出版社内容情報

ゲーテもベートーベンもルイ14世もピョートル大帝もみな苦しんだ!梅毒などさまざまな性病に苦しんできた人類のもう一つの世界史。

有史以来、人類は性病に悩まされてきた。王様も教皇も、詩人も画家も、まじめな人も、男も女も、ときにはなんの病気かもわからずに苦しんできた。宗教上のモラルから人類が解放されたのは最近のことだが、性病は中世にも猛威を振るったし、性的なものを極端に忌み嫌った近代ブルジョア社会でも、つねに人々の悩みの種だった。人類の歴史のあらゆる段階に、性病は影のようにぴったり寄り添っているのだ。この本は、これまであまり注目されてこなかった性病の歴史をたどりながら、男女関係や性に対する人々の価値観の変遷を浮き彫りにする異色の文化史である。

【著者紹介】
1971年南ドイツのバイエルン生まれ。アウグスブルク大学およびスコットランドのエジンバラ大学で英文学とコミュニケーション論を学ぶ。現在は作家、翻訳家、英語教授として活躍中。

内容説明

有史以来、人類は性病に悩まされてきた。王様も教皇も、詩人も画家も、まじめな人も、男も女もみんな性病に苦しめられた。宗教上のモラルから人類が解放されたのはごく最近のこと。性病は中世にも猛威を振るったし、性的なものを極端に忌み嫌った近代ブルジョア社会でもくり返し蔓延した。性病は人類の歴史のあらゆる場面に影のようにひっそり寄り添ってきたのだ。これまであまり表舞台に出ることのなかった性病の盛衰史をたどりながら、男女関係や性に関する人びとの価値観の変遷を浮き彫りにする異色の文化史。

目次

第1章 性病とは、その赤裸々な事実(現代の性病事情;古典的性病 ほか)
第2章 梅毒にむしばまれたヨーロッパ(梅毒のきた道;性病の温床となった中世ヨーロッパの性風俗 ほか)
第3章 特効薬はないのか!(はじめはこんな治療法しかなかった;性病学の誕生 ほか)
第4章 時代は変わる(労働者とブルジョアのモラルのちがい;大都市の性病汚染 ほか)
第5章 エイズ、現代の梅毒か?(エイズヒステリー;最初の犠牲者たち ほか)

著者等紹介

アダム,ビルギット[アダム,ビルギット] [Adam,Birgit]
作家、翻訳家。1971年南ドイツのバイエルン生まれ。アウグスブルク大学およびスコットランドのエジンバラ大学で英文学とコミュニケーション論を学ぶ

瀬野文教[セノフミノリ]
翻訳家。1955年東京生まれ。北海道大学大学院独文科修士課程修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ざっきい

3
ふと目につき読んだ本。原題は「ヴィーナスの罰」だろうか? 主に西洋における性習慣と性病に対する思想・文化的側面に関する話で、病理学的記載もあり。中世における教会と娼家の関係、病名の由来など面白かったが、有名人についての記述が多く軽い感じを受ける。あとは精神的にヤバい感じなら皆梅毒の末期症状的と決めてかかるような表現は大丈夫かと思ってしまう。何だか男性はチ○コの付属物みたいな印象を持つこと間違いなしである。2017/02/15

p-man

3
15世紀から爆発的に広がった性病。その性格ゆえか、宗教的・道徳的に論じられまた隠蔽されてきた。エイズもそうだけど、人類はこれからも、静かに戦い続けるのだと思う。2016/04/20

より

3
著者は古病理学の専門家ではないようなので、医学的な正確さは期待しない方が良いかと。その点に関しては期待外れ。あくまで文化・思想・社会史方面から病を考察した本。2016/04/05

太田康裕

2
もう少し学術よりの内容を期待したが、雑学文庫の域を出ていなくてガッカリ。更に頽廃、火酒といった一般的では無い言葉選び、会社名すら訳す無茶苦茶に加え「(エイズが広がる国をまとめて)エイズヒットパレード」とか…。かなり専門的な話や、差別的にならない為には専門家の監修を入れるべき。独裁者が梅毒感染してたという説には証拠不十分と書き、文化人は子供が夭折と書くだけで、感染していた事は明白と書いちゃうってどうなんだ。梅毒、エイズを大々的に取り上げ「死の病」と言う印象だけを振りまいて「世界史」もないだろうと思ったり。2016/03/22

たびちゃん

1
現在の不治の病とされているHIVも、一昔前に不治の病であった梅毒と同じように人々は反応している。だとか、梅毒による症状の悪化によるのか(?)芸術や文学が花開いたり。。と、性病といってひとくくりに悪と出来ないところもあった。興味深かったのは、尼僧が娼婦の商売敵ってのは、「なるほど」と思った2016/09/21

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