なぜ福知山線脱線事故は起こったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794214287
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C0065

内容説明

原因は旧式ATSでも急カーブでもなかった。新聞・テレビではわからなかったことが、本書で明らかに。

目次

プロローグ
転倒脱線事故の概況
福知山線はどのような路線か
207系はどのような電車か
事故は旧式ATSによって防げた
福知山線について報道された三つの間違い
転倒脱線とボルスタレス台車
残された疑問
復旧後に福知山線はどう変わったのか
大手私鉄のATSはどうなっているのか

著者等紹介

川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト、早稲田大学非常勤講師。1986年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼び、著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつかある。尼崎での事故後、多くの報道番組にコメンテーターとして出演し、解説に当たった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

5
稀に見るようなこの惨事は、運航の遅れを取り戻したいと焦り、運転技術が未熟であるにもかかわらず、強引な運転をしたとして、運転士にほぼ全責任が押し付けられたような決着だったと記憶している。しかし、この著作の中では、軽量化により安定を欠いた車両の危険性や、ブレーキにも不具合があったのではないか、など運転士以外の懸念材料が提示されている。JR西の安全性に対する姿勢にも問題は潜んでいたことだろう。その後、制度改革や、車両、機器などの改良など、様々な取り組みが行われ、安全性は高まったとは思う。2018/08/23

犬丸#9

2
★★☆☆☆結論から先に言うと、この本の中には、タイトルで問われている問いに対する答えはない。「答えらしきもの」がちりばめられているだけだ。 残念ながら、読み物としての完成度は極めて低い。章立てもバラバラで、一貫した視線が全体を通して存在せず、散漫な印象だけが残った。まあ、それはとりもなおさず著者自身が事故により受けた混乱の大きさを物語ってはいるのかもしれないが。 それにしても最終章の、各鉄道会社のATS分布状況なんて、正直読み物的価値はゼロである。何でこんなデータの羅列を我々は読まされなきゃいけないんだ

ごろ

1
なんとなく理解しはしたが、電車の構造や仕組み、ATSについてがメイン。 JR西日本の内情や運転士や車掌の人物像まで迫らなければ本当の意味での事故原因はわからかいと思う。2018/05/18

daiyakaisei

0
筆者が主張するボルスタレス台車原因説についての説明や反対意見に対する反論などをもっと丁寧に行う必要があったと思う。2016/02/21

友川サイコー

0
著者の素性が一切わからない不思議な本!時間の無駄。2020/02/11

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