人口ピラミッドがひっくり返るとき―高齢化社会の経済新ルール

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  • サイズ B6判/ページ数 301,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794210548
  • NDC分類 334.3
  • Cコード C0036

内容説明

みんな安心して歳をとりたい。だから、世界中のベビーブーマーが退職の準備を始め、株式投資をしている。そのせいで、アメリカの株が上がった。若者の数が減っている。だから、職場でも平社員の数が少なくなった。そのせいで、中高年の管理職がリストラされた。みんな結婚を遅らせるようになった。だから一人暮らしの人が増えている。そのせいで、家族向けの家が売れない。そして、金融、職場、ビジネスなど、あらゆるもののルールが変わった。今までのやり方では、もう生き残っていけない。幸せに長生きするためにはどうすればいいのか?人口統計から未来を読み解く、高齢化社会サバイバルブック。

目次

第1部 未来を見通す力(未来は人口統計のなかにある;全世界高齢化はこうして起きる)
第2部 新しいルール(人口統計が金融市場を動かす;不動産の新しいルール;ビジネスへの新しいルール ほか)
第3部 逃げ道はあるのか(世界経済に何が起きるか;新しい時代)

著者等紹介

ヤギキイチロウ[ヤギキイチロウ][Wallace,Paul]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスで修士号を取得、インディペンデント紙の経済記者を経て、現在は経済ジャーナリスト。イギリスにおいて、国際経済やビジネスにたいする高齢化の影響について広く執筆活動を行っている。また、BBCテレビなどの金融・ビジネス番組のキャスターを勤め、制作にも携わっている

高橋健次[タカハシケンジ]
1937年生まれ。慶応義塾大学英文科卒、出版社勤務を経て翻訳者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしぽん

2
一ヶ月以上かかってやっと読了。この手の研究書は面白く読ませる工夫などしてないから、専門家以外がうっかり手を出すと手こずる。"人口統計から未来を読み解くサバイザルブック"とあるが、心強く思えるような指針が提示されてるわけでもない。袋小路に迷い込んだ未来の年金政策を思って気が重くはなる。2012/09/25

のぶ

2
最初のほうでツインピークス世代というような用語が出てきた時点で(さっき検索はしてみたけどやはり意味不明だった)見切りをつけてもよかったのかも知れません。内容はタイトルの印象通り、人口動向が経済に与える影響とそのメカニズム、を説明しようとした本で、各国(日本含む、主に欧米)の近代の状況をその観点からレポートしてるのですが、ニュース記事の文体で淡々とレポートが進んでいき、未来予測や政策提言ではニュース記事っぽく表現が曖昧になる傾向があって、印象的だった内容として読後まで残ったのは「年金はネズミ講」だけでした。2012/07/22

こうじ

1
これは良書。読みやすい本ではないけど、1999年にこの本が出ていたのが驚き。人口ピラミッドがひっくり返ることは、予期せぬ出来事でもなんでもないとよく分かる。この本はUSとUKにフォーカスしながら、日本などの事例に触れているから、ある意味で客観的に少子化と高齢化社会の問題を見ることができる。2016/09/17

ona

0
先に読んだ藻谷浩介氏の『デフレの正体』に通ずるものがあった。人口の波が経済に及ぼす影響の大きさを再認識。2012/02/29

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