内容説明
京都の町を歩く。昔、住んでいた東山三条古川町、南座裏、南禅寺かいわい。変化しているとはいえ、まだまだ昔の姿が残っている京都。そして新村出、柳宗悦、河井寛次郎らの学者、文化人から日々の暮らしになくてはならぬ商いびとや職人さんまで、よき縁を結んだ人びととの出会い。家庭料理の味、おいしい食べもの屋さん、京野菜や漬物を食べるしあわせ、奥の深い京菓子などを描いた食べぐらしをはじめ、寿岳家二代にわたる60年の京都での生活を通して、伝統的で新しい、しなやかでしたたかな京都人特有の暮らしぶりを浮き彫りにする。沢田重隆の美しい八十余点の精密画とあいまって、日本の古都・京都の素顔が楽しくうかがえる得がたい画文集!
目次
京都、わが家の住ぐらし
京都、わが家の衣ぐらし
京都、わが家の食べぐらし
京都、わが家の心ぐらし