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内容説明
すぐ返事をください。どんな方法でもかまいません…SF問題作『ロボット』発表で話題をさらう新進気鋭の作家チャペックは、12歳下の美貌の女優オルガと恋に落ち、夢中となった。二人の関係の行き着く果ては―。19年間320余通の手紙が詳細に描く、カレル・チャペックの恋と思索と行動のすべて。
目次
1920―すぐ返事を下さい。どんな方法でもかまいません
1921―新年の夜、ありがとう、幸せの瞬間に
1922―わが神よ、われ、哀れなる犯罪者は
1923―ぼくは何か愉快で楽しい手紙を書きたいのだけど
1924―ぼくは昨日、出発を一日遅らせることにした
1925―今晩劇場に行くが、劇場で君に会えるかどうか
1926―親愛なるオルガ、大急ぎで二言三言書く
1927―金曜日の午後、ぼくはここにいたが無駄だった
1928―新聞には『罪』のことについては何も出ていなかった
1929―明日の朝、タラトに行く。大いに歩くつもりだ
1930―手紙ありがとう。たとえ短くとも
1932―君がロンドンで、いろんなものを見聞するというのは
1933―どうもありがとう、手紙を受け取りました
1934―新しいことは何もない、暑いだけだ
1935―それはロレンザーゴの町の小さな居酒屋でのことだった
1936―ぼくからはすてきな手紙など期待しないでもらいたい
1937―この手紙がまだルマノヴァーに滞在中に
1938―親愛なるオルガ、今日、ぼくはプラハに戻ってきたい
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
チェコの国民的作家(1890‐1938)。プラハのカレル大学などに学ぶ。1921年、リドヴェー・ノヴィニ(民衆新聞)社に入社し、ジャーナリストとして活躍する。画家である兄ヨゼフとともに、戯曲・シナリオ・童話などにおいても優れた作品を残した
田才益夫[タサイマスオ]
1933年生まれ。演出家・翻訳家。九州大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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