内容説明
男中心のパリ科学界の権威的抑圧、ポーランド出身のハンディをはねのけ、徹底して闘うマリー。女性初・二度のノーベル賞受賞の偉業のかげに何があったのか。女として、母として、そして不屈の精神の持ち主として、知られざる事実を活写しその素顔に迫る―。
目次
1 少女時代1867‐1891
2 パリ1891‐1897
3 ラジウム発見1897‐1902
4 放射能の理論化1902‐1906
5 死と実験室の生活1906‐1911
6 スキャンダル1911‐1914
7 戦争1914‐1918
8 晩年1919‐1934
9 イレーヌ・ジョリオ=キュリー1897‐1956
著者等紹介
ドライ,セアラ[ドライ,セアラ][Dry,Sarah]
ジャーナリスト兼エディター。バイオテクノロジー企業重役の経験もある。ハーヴァード大学で創造性に富むノンフィクション作品に与えられるローナ・ヤッフェ賞を受賞
増田珠子[マスダタマコ]
津田塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。英文学専攻。駿河台大学専任講師
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