内容説明
植物でもなく、動物でもない、形も色も匂いも味も効き目も住処もライフスタイルも千差万別、いろとりどり、奇妙で素敵な生き物キノコ。アメリカの著名な分子生物学者が、キノコの変わった生態や採取法、美味しい料理法はもちろん、古くからの人類や虫とのつきあい、毒やドラッグ、特効薬、「聖なる果実」としての役割、フロイトやジョン・ケージに至るキノコ狂の「生態」まで、すべてを飽かず語りつくす、ワンダフルな世界への招待状。
目次
１ キノコと菌類の違いは？（身近にあるキノコ；キノコの生活史；雨傘といろんなヴァリエーション）
２ キノコ狩りはひとりでも、グループでも行ける（森や林を探索；芝生を散歩；連帯するハンターたち）
３ 料理の話（味はどうか；ツクリタケ、シイタケ、その他の栽培種；トリュフ、スッポンタケ、トウモロコシ黒穂菌）
４ 多芸多才者たちの王国（キノコ、精神、身体；殺人とさらなる騒動；列車を転覆させる頑固者；キノコを栽培する昆虫）
