内容説明
アメリカの政策は、少数のビジネス・エリートや職業政治家たちによって操作されている。政党も議会も政府も、もはや、民意を反映する機関ではない。選挙制度の改革も二大政党制も、民主主義の空洞化を防ぐことはできなかった。収集した膨大な資料を駆使して、大統領、政治家、企業、市民運動などの実名をあげ,アメリカ政治の実態を曝く問題の書。
目次
はじめに 相互軽蔑
第1部 権力の実態(擬似民主主義;守られる秘密;囮商法〈餌とすり替え〉;巨大なバザール;空ろな法;フィクサーたち)
第2部 いかにして人民は権力に訴えかけたらよいのか(「不作法でぞんざいな」政治活動;政治的孤児;階級闘争;民主主義の約束)
第3部 仲介する声(民主党を握るのは誰か;鼻につく人民主義;視座;失われた世代;市民GE)
第4部 勝利と敗北(狂気じみたリアリズム;隠れた独裁者)
終わりに アメリカの契機