内容説明
ホメーロス以来多くの詩人や芸術家、学者たちにとりあつかわれ、歴史のやすりに磨かれ、内容の転変を経て、今日では、人間存在の根底に深い洞察をもつ、人類の巨大な文学的遺産となったギリシア神話のすべて。
目次
ギリシア神話
古典ギリシアの神話
星・気象の神々
オーリーオーン、プレイアデス、ヒュアデス
風の神々
水域の神々
大地の神々
人間の生活
冥界
英雄たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絹恵
21
恐れや不安から傷付けてしまうさまが根元的な世界の弱さだと思いました。冥府を治めながら十二神に数えられなかったハデスは冥府に閉じ込められていたように感じました。これは日本神話の夜の食国を治めるツクヨミの日月離別を想起させました。少しずつ悲しみが含まれる世界で喜びを見い出して行くことが出来るのが人間なのだと思いました。2014/05/14
かるかん
20
神同士で殺し合いしすぎだし、自分の子供を捨てすぎ。ギリシア神話をしっかりと読んだのは初めてだったので、とても衝撃を受けた。 2014/11/22
くりこ
0
〇2017/01/22
karatte
0
ギリシャという表記が一般的になった今でも自分が"ギリシア"と書いているのは、この本に対する敬意から。2003/01/01