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内容説明
グリムのメルヒェンの受容と変容。具体的イメージを喚起する絵図を多数掲載し、グリム童話が教育に果たした役割、および国語改革との関わり等を明らかにする。明治から昭和戦中までの時代の変遷に伴う話の変容とその起因を多角的に探る。比較文化の視覚から生まれた斬新なグリム童話論。
目次
第1章 学校教育の中のグリム
第2章 言文一致運動、国語改革、標準語教育とグリム
第3章 家庭の中のグリム―『女学雑誌』とグリム童話
第4章 子ども向け雑誌の中のグリム―『小国民』と『少年世界』を中心に
第5章 大正から昭和(戦前~戦中)にかけてのグリム
第6章 日本における「赤ずきん」―そのイメージの変遷
第7章 日本におけるユダヤ人のイメージの形成―「いばらの中のユダヤ人」の翻訳をとおして
著者等紹介
奈倉洋子[ナグラヨウコ]
京都教育大学教授。ドイツ語圏の文学・文化、比較文学・文化専攻
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