内容説明
本書には、長崎くんち、大分のだんご祭り、志摩の潮かけ祭り、それに2つの「裏の祭り」を詳述したうえ、本格的に祭りの儀礼と象徴についての理論構築を試みている。祭りが参加者のアイデンティティ確認の機能を担う説など、卓抜な成果である。
目次
現代日本の祭り―フィールド・ノートから(都市の祭り―長崎くんち;山の祭り―だんご祭り;海の祭り―大島祭りと小島祭り;裏の祭り―イベントと祭り)
祭り研究の視点―文化人類学的アプローチ(祭りの構造と機能;祭りと人間;付論 人類学における機能主義と象徴論の問題)