内容説明
大国がパワーゲームを繰り広げる“最後の有望資源地帯”中央アジア諸国の現状を、政治・経済・地理・歴史の多角的視点から明らかにする。
目次
1 「現代のシルクロード」・中央アジア地域を概観する
2 カスピ海資源をめぐる諸パワーのせめぎ合い
3 台頭するイスラム主義と民族紛争
4 アブカニスタンをめぐる地政学・地経学
5 ユーラシアをめぐる「アメリカ・イスラエル・トルコ連合」
6 アメリカの対イラン封じ込めを空洞化する「地経学」
7 カスピ海の資源地帯に存在するリスクとは何か?
8 日本はいかなる戦略を構築すべきか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
18
本で世界一周旅行をするネット読書会のために読んだ本。1999年刊と古い本なので、時事問題を扱うものとしては賞味期限切れとなっている部分はあると思うが、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタン等中央アジアのことが知りたくて手にした本だ。その意味においては、中央アジアの地理や風土、その歴史、それぞれの共通点と相違点など、参考になることが多かった。 2016/07/26
可兒
1
地政学ではなく地経学と銘打った本。やはり宮田先生は読みやすい2013/01/02