寺子屋ブックス<br> ミステリの書き方12講

寺子屋ブックス
ミステリの書き方12講

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787291349
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0395

出版社内容情報

現役作家にして文芸評論家の著者が、ミステリ執筆の全過程を実践的に徹底伝授。同時に、技術論の域を超えて作家の精神を省察し、20世紀文学の産物としてのミステリの原理をさぐる。創作にはもちろん、作品のより深い読解にも効果絶大の一書。

1 見る前に跳べ
 作家とはどんな人間なのか/そしてあなたは作家になれるだろうか/適性テストを試してみよう

基礎演習編
2 読み書きを鍛える
 読みまくれ 書きまくれ/王道に簡略版あり/チャンドラーを書き換えろ!/巨匠はどこで手抜きをしたか

3 題材の取り方
 題材探しは読書ではない/犯罪ノンフィクションに学ぼう/日常から探す/題材探しは別人格の自分探しでもある

4 取材をいかにこなすか
 文献調査その第一段階/ダンボールいっぱいの調査――捨てる覚悟で集めまくる/現地調査――あきらめたら終わり/創作シミュレーション、開始

5 すべてに先立って、ミステリとは何か
 肥大化するジャングル/とりあえずの地図/自分をセールスできるのか/古典から学べるものは

実践突入編
6 ディテールの箱をつくれ
 ディテール整理法/キャラクターズ・ボックスをつくろう/下手な恥はかくな/基礎体力なしに走れるか

7 ファースト・シーンを描いてみる
 すべてを決める、勝負の書き出し/結果的に何番目のシーンになってもかまわない/創作シミュレーション、つづき

8 人物をデッサンする、

内容説明

クーンツが記した上達法は「読んで読んで読みまくれ書いて書いて書きまくれ」。その王道に、近道があった!現役作家にして文芸評論家の著者が、おもしろいミステリの実践的な書き方を徹底伝授。題材のとり方、取材の仕方、人物配置図の作り方、効果的な描写やナレーションの方法から最終的な構成の仕方まで。もちろん肝心のトリックについても。しかし本書は技術論の領域にとどまらず、強靱な筆致で作家の精神を省察し、20世紀文学の産物としてのミステリの原理を探る。作家とは誰か、ミステリとは何か、ミステリの想像力とは、卓抜なトリックとはなんなのか。ミステリを書くためにだけではなく、より深い読解のために―。「書く」技術は「読む」技術を前提にするのであるから。

目次

見る前に跳べ
基礎演習編(読み書きを鍛える;題材の取り方;取材をいかにこなすか;すべてに先立って、ミステリとは何か)
実践突入編(ディテールの箱をつくれ;ファースト・シーンを描いてみる;人物をデッサンする、人物配置をつくる、会話をさせる;ナレーションの問題 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニョンブーチョッパー

3
2000/02/13

遠藤三春

0
うーん。いまいち。モノを書くことに対する精神論、取材の仕方、題材の考え方、文章の冒頭のこと、人物デッサンの仕方…。ミステリの書き方と言うより、初心者向けの文章の書き方・心構えに近い気がする。これを読んでもミステリは書けないと思う。著者はミステリ作家でもあるが、巻末の略歴を見る限り、評論家としての面が大きいかな。2013/11/30

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