微生物生態工学―環境問題解決の原理と実例

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784785660369
  • NDC分類 465
  • Cコード C3045

内容説明

工業化にともない、様々な汚染物質による環境の汚染が進んでおり、それら汚染の、微生物を用いた修復技術が期待されている。微生物による環境修復は、単一の微生物にのみ依存する場合は稀で、無数の種類の微生物集団である微生物コンソーシャによる場合がほとんどである。したがって、これらを有効に活用する技術の確立が強く望まれている。すでに、これら自然界の微生物群を巧みに利用し、家庭排水や工場排水などが浄化処理されている。本書では、微生物の生態系の有効利用に関して微生物のコンソーシャを中心に教科書的にまとめた。

目次

自然界の微生物
土壌における微生物生態
微生物の相互作用と活性汚泥
微生物と動物、植物との共生系
共代謝による環境汚染物質の分解
バイオフィルムの生成、構造、機能
微生物による各種金属のリーチング
有機化合物の嫌気分解
最近のメタン発酵技術
極限環境微生物とその利用
環境中での遺伝情報の伝播
生態系での細菌の動態解析

著者等紹介

大森俊雄[オオモリトシオ]
農学博士。現在、東京大学生物生産工学研究センター教授
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