明治維新の新考察―上からのブルジョア革命をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784513208
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0030

内容説明

明治維新は、近・現代日本の原点となった歴史的大変革事業であった。波瀾に富んだ明治維新史を彩るドラマティックな出来事の数々は、国民的な知識として共有され、まるで身近で起きた事件であるかのように人々を惹きつけてやまない。そして、外からの強圧と内からの駆動、伝統への復古と新世界への躍入といった背反的両面性を併有して進展した明治維新をどのように捉えるかもまた、大変に困難ではあるが、魅力あふれる理論的研究テーマである。

目次

1 明治維新をめぐる諸論の批判的検証(服部之総『明治維新史』における「上からのブルジョア革命」論;平野義太郎『日本資本主義社会の機構』の所説;抹消された「上からのブルジョア革命」)
2 「上からのブルジョア革命」とは何か(三月革命から「上からの革命」へ;「上からのブルジョア革命」の諸特質;歴史のなかの「上からの革命」)
3 明治維新の歴史的特質(分析の方法;維新革命の歴史的構造;上からのブルジョア革命としての明治維新)

著者等紹介

大薮龍介[オオヤブリュウスケ]
元富山大学・福岡教育大学教授。1938年福岡県三潴郡生まれ。1961年九州大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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