内容説明
本書は、1993年3月27、28日に鹿児島市黎明館で行われた、文部省重点領域研究第8回公開シンポジウム「火山噴火と環境・文明」の講演を基にしている。
目次
第1章 総説(火山の大噴火と気候・環境;火山噴火と植生;歴史を変えた火山噴火)
第2章 火山ガラスと樹木年輪から読む噴火の影響(火山噴火時に放出されるガス量の測定―噴火・火山ガス・気候変動;樹木年輪から読み取られる気候の変遷と噴火の歴史)
第3章 九州の火山活動とその影響(雲仙噴火の教訓;桜島の火山活動とその影響;鬼界アカホヤ噴火が南九州の自然に与えた打撃;縄文文化と鬼界アカホヤ火山灰)
第4章 噴火災害に襲われた古代文明(マヤ文明と火山噴火;西暦79年のイタリア―ウェスウィウス火山噴火の影響)