状況と態度

状況と態度

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784782800737
  • NDC分類 801
  • Cコード C3010

出版社内容情報



状況意味論の創始者たちが、自説を本格的に展開されている初期の重要文献。第三部と第四部は意味論の個別の問題に取り組み、初学者にはやや難解となるが、第一部は状況意味論の基本コンセプトをわかりやすい文体で説明しており、今なお刺激的である。

●知識の表現
知識はいかに表現されるか。知識にかたちを与え、共有可能なものにすることを「表現」と呼ぶ。言語的、グラフ的、動的、静的など、様々な表現の形態と、表現される知識の「相性」を研究する表現の科学は、したがって、知識の科学の本質的な構成素である。

 知識とは何か。どのような種類があるのか。いかに表現されるのか。いかに伝達されるのか。
 人工知能、認知科学、脳科学の成果を結集しても、こうした疑問に対する最終的な答えはまだ出ていない。知識とそれを取り巻く現象の体系的な理論はまだ存在しない。だから、単なるキーワードとして、一時のはやり言葉として、「知識」を終わらせないために、知識のあるゆる実践の分析と、そのメカニズムの体系的理解が要求されている。

内容説明

本書において、類稀れなる二人の学者が、お互いに補い合う背景と見識が提供する論理学と言語哲学における経験と才能とを深く結びつけることによって自然言語の意味論の分野における重要な革新の内容を、きわめて読みやすく、ウィットに富み、かつ、明晰な形で展開する。

目次

第1部 序論(有意味な状況;言語的意味の理論を支える証拠)
第2部 状況の理論(抽象的状況;出来事型;制約)
第3部 状況意味論(文の意味;単称名詞句の意味)
第4部 態度(見るということ;状況への関係としての態度;心的状態と心的出来事の表現;将来への展望)
付録(限定詞抜きのAliass;単称Aliass)