内容説明
人間のテリトリーを、単に物理的な空間として定義するのではなく、人間の営むさまざまなイヴェントやアクティヴィティの進行に伴って、時・空間の中で刻々と変わる関係性の問題としてとらえ、当事者の心理から見たダイナミックなテリトリー論を展開する。インテリアから建築・都市空間まで、広い分野に関わる人々に、新しい理論的考察の根拠を提供する書である。
目次
オリエンテーションのテリトリー(ポイントとスポット;コネクションとジャンクション;ポジションとオリエンテーショナル・セグメント;シェアされた相互的関係;ウイズ・スペースとノン・ウイズ・スペース;関係性とオリエンテーションの場)
フォーメーションとサイト(ソロ・サイトまたはソロ・ロケーション;ダイアード;エレメントとモデュール;フェース・フォーメーションと核;コンバインされたフォーメーション;テリトリーの場)
ビルト・テリトリー(ファーニッシングとセット・アップ;ビルト・エリアまたは部屋;プロパティー;ラージ・テリトリー)
テリトリーのフォームの使い方(ビルト・スペースのオーガニゼーション;サイト・オケージョン;保有権と管轄権;アクセスとモビリティー;テリトリアル・レギュレーション)
テリトリーの乱れ(習慣的でないテリトリーのフォーム;場所のひずみ;ハイアラーキーにおける不調和)