出版社内容情報
「同じ酵素を作る方法に関して、微生物の数だけ解答がある」酵素の多様性と先端の研究を解説。
酵素の分類学/酵素の機能学/多様な天然の酵素/とんでもない酵素/酵素の自然進化戦略/酵素の人口改造計画/新しい概念の酵素の出現
相阪 和夫[アイサカカズオ]
著・文・その他
内容説明
自然界には「同じ酵素」を作る方法に関して、微生物の数だけ解答があり(性質の多様性)、微生物の種によって持っている酵素の種類に違いがある(存在の多様性)。本書は、微生物の酵素を研究の対象としている著者が、日々の仕事のなかで面白い文献や興味深いデータに遭遇したときに、書き留めておいたものをまとめたものである。酵素の能力の広さ(多彩性)や酵素のマイナー側面を多く取り上げている。
目次
第1章 酵素の分類学
第2章 酵素の機能学
第3章 多様な天然の酵素
第4章 とんでもない酵素
第5章 酵素の自然進化戦略
第6章 酵素の人工改造計画
第7章 新しい概念の酵素の出現