内容説明
バンクーバーに対する評価の高さはどこからくるのか。その謎を現地で1年近く暮らし、その後も幾度となく現地を訪問している著者が、自ら集めた資料やフィールドノート、見聞し経験した事柄などをベースにして解いてみたい。取り上げる対象には、観光客がほとんど行かない現地の生活と密着した場所や施設も積極的に盛り込んだ。そこにこそ生活環境に対する高い評価の秘密が隠されているからである。
目次
序章 バンクーバーとはどういう都市か?
1 バンクーバーへのいざない
2 動く、乗る、楽しむ―乗ってみたい珍しい乗りものたち
3 バンクーバーのエッセンス―ダウンタウンとスタンレーパーク
4 都会の中のオアシス―フォールスクリークとその周辺
5 ぶらぶら、らぶらぶ、市街地
6 郊外へ
著者等紹介
香川貴志[カガワタカシ]
1960年香川県丸亀市生まれ。1989年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都教育大学教授。人文地理学・都市地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あもん
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「世界一住みやすい都市」として雑誌等のランキング常連となっているバンクーバーの魅力について歴史的背景や著者自身の体験も交えて解説.私は今年の夏からバンクーバーへの留学を予定しているのだが,現地を楽しむ上でのいくつかの“視点”が得られた気がする.渡航がますます楽しみだ.2016/07/24
亜衣
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私は、留学でバンクーバーで暮らしました。実際に、バンクーバーで生活してみてなぜバンクーバーが世界一住みやすい街か、分かったような。分からなかったような。。 帰国後にこの本を読んだのですが、バンクーバーで暮らしていた日々が懐かしく感じました。
わたる
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バンクーバーが一番住みやすいのかどうかはさておき、過ごしやすそう(快適そう)な印象は受けました。とはいえ実情は行ってみないと分かりませんが。旅行前のガイドブック、あるいは人文地理学や都市地理学の入門書としても、良い読み物ではないかと思います。2011/11/15