内容説明
人間はどのように欲望を覚えるのか、どうやって絶望するのか、どうやってそこから立ち直り、どうやって愛し合うのか…。2011年1月22日、神戸女学院大学で行なわれ、多くの人々に感銘を与えた「最終講義」を含む、著者初の講演集。超少子化・超高齢化時代を迎えて日本の進むべき道は?学びのスイッチを入れるカギはどこにある?窮地に追いつめられた状況から生き延びる知恵とは?…いまを生きるための切実な課題に答える。
目次
1 最終講義―神戸女学院大学二〇一一年一月二二日
2 日本の人文科学に明日はあるか(あるといいけど)―京都大学大学院文学研究科講演二〇一一年一月一九日
3 日本はこれからどうなるのか?―“右肩下がり社会”の明日―神戸女学院教育文化振興めぐみ会講演会二〇一〇年六月九日
4 ミッションスクールのミッション―大谷大学開学記念式典記念講演二〇一〇年一〇月一三日
5 教育に等価交換はいらない―守口市教職員組合講演会二〇〇八年一月二六日
6 日本人はなぜユダヤ人に関心をもつのか―日本ユダヤ学会講演会二〇一〇年五月二九日
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会師範。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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