出版社内容情報
「労働」の主力が、生産労働からサービス労働・情報
処理労働に移行し、質的な大転換を迎えている先進社
会。
そこでの社会的闘争/階級闘争は、いかに展開されうるのか。失業者、女性、移民、サービス労働者、ゲイ、少数者……社会的闘争の、多様で新しい主体の登場を告知して、 マルクスの読み方を大胆に変え、新しいマルクス主義の構築へと向かうネグリ理論。
第1章 パリ1986、11月26日~12月10日
第2章 世紀の終わりに
第3章 大衆化された労働者から社会化された労働者
へ
第4章 工場からエコロジー機械へ
第5章 社会化された労働者の世界経済
第6章 成熟した資本主義の収奪
第7章 敵対的な主体性の生産
第8章 オートノミー、秘密組織から<党>へ
第9章 「社会的実践」について
第10章 市民社会の旅(ブルックナーの思い出に)
第11章 実践的包摂の局面における国家と階級
第12章 「核国家」概念に関するノート
第13章 新たな価値に向けて
解説・・ヤン・ムーリエ
内容説明
本書は、ネグリがパリに亡命中に出版された論文集(書簡とインタビューも含む)である。ヤン・ムーリエによる英語圏の読者向けの詳細な紹介論文が付されている。キーワードとでも言うべき重要な概念は、「大衆化された労働者」「社会化された労働者」などである。
目次
パリ1986年11月26日~12月10日
世紀の終わりに
大衆化された労働者から社会化された労働者へ―そしてさらにそれを越えて
工場からエコロジー機械へ
社会化された労働者の世界経済
成熟した資本主義の収奪
敵対的な主体性の生産
オートノミー、内密性から〈党〉へ〔ほか〕