出版社内容情報
イスラエル、エジプト、そしてナイルを遡ってエチオピアへと、アークをもとめる旅は続く。聖書に秘められた謎を解読し、「失われたアーク」の驚くべき実体へ迫る。アーク探求の旅はいよいよ佳境へ。モーセは魔術師か!? アークはハイテク兵器か!? ソロモンとシェバの女王の息子メネリックI世がエルサレムの神殿から紀元前900年頃に持ち出したアークは、ほんとうにいまもエチオピアにあるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
2
「失われたアーク」を誰が何処へ隠したのかって? 興味あるテーマではありますが、解説が回りくどく「もうどうだっていいじゃない」と放り出したくなるような上巻。2018/01/14
ぱに
1
ザ・文系的な研究の仕方が興味深い。参考文献などをもとに仮説を立て、フィールドワークで検証、みたいな流れ。こういう本でも書かないと研究資金足りないだろうなぁと、いらんこと(あながち軽視も出来ないと思うけど)考えながら読む。勉強になるし、たまに文学的な表現もあるし、人気が出るの分かるなあ。個人的には読みづらくて、読むのにめっちゃ時間かかった!2月末のエチオピア行く前に借りてるから、ほぼ10ヶ月かけて読んだ。人名全く覚えてない。テンプル騎士団がこんなに謎めいてる集団とは思ってなかった。下巻は3ヶ月で読みたい。2017/09/26
やぐ
1
◎すごいおもしろかった。失われたアークの行き先をたどったら、エチオピアに行き着くという主張。聖書の記述や、テンプル騎士団の伝説や、ユダヤ教の習慣(戒律?)などが、何百年の時を越えて一つに結びつけられるのがエキサイティング。特に、ユダヤの歴史の流れがわかりやすいし謎めいて興味深い。最後の祭りのシーン、いやがうえにも期待が高まりながら、真実は決して明かされないのがロマンだね。
旅行人
1
エチオピアのアクスムにあるという「アーク」の伝説を解き明かすべく、著者はあちこちで出会うエチオピアのウザさに耐えながらフィールド調査を繰り返す。読んでいるとエチオピアという国の歴史の古さ、そして彼らの誇りを感じる。しかし、ウザい・・2013/11/30
Roti
1
エチオピア憑いている今日この頃。「神々の指紋」以来のグラハムハンコックだが、やはりこの人は仮説と検証の持って行き方が強引だけど、行動も文書も勢いがあっていい。駐在は続けば、来年のティムカットの祭りはアスクムに行くぞ!2013/02/25