脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772695152
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

出版社内容情報

脳―心―身体の境界を超える
最新にして最高に興味深い研究成果を、
名サイエンス・ライターがスリリングに描き出す。
心/体・・・バーチャル/リアル・・・自己/他者・・・を超えた最先端領域へ!

医療・教育・スポーツ・ゲーム・ネットコミュニケーション・・・などを
ボディ・マップの科学はどう塗り替えようとしているのか?

*ベストセラー『脳のなかの幽霊』(共著)に続く超話題作!
*ワシントン・ポスト紙による2007年度 ベスト・ブック(科学・医学部門)
*脳科学界のリーダー、ラマチャンドラン、ダマシオ、ガザニガ各氏が称賛!
*内田樹さんも絶賛!

目次

1章 身体の曼荼羅―どこもかしこもマップ、マップ
2章 脳の中の小人―あなたの男性のシンボルが自分で思うほど大きくないわけ
3章 ボディ・マップの決闘―減量に成功しても太っていると思うわけ
4章 脳も運動中―メンタル・トレーニングが良く効くわけ
5章 狂った可塑性―スポーツや音楽の達人がうまくいかなくなるわけ
6章 壊れたボディ・マップ―博士が手を下ろしていられなかったわけ
7章 身体を包むシャボン玉―オーラが見えたり、体外離脱したりするわけ
8章 サルからサイボーグへ―ビデオ・ゲームにはまるわけ
9章 鏡よ、鏡―あくびがうつるわけ
10章 心と身体が交わる場所―痛みが気分次第で変わるわけ

著者等紹介

ブレイクスリー,サンドラ[ブレイクスリー,サンドラ][Blakeslee,Sandra]
サイエンス・ライター。長年『ニューヨーク・タイムズ』紙に寄稿している。脳神経科学が専門だが、南極氷原からタスマニアン・デビルに至るまで、幅広いテーマで記事を執筆

ブレイクスリー,マシュー[ブレイクスリー,マシュー][Blakeslee,Matthew]
サイエンス・ライター

小松淳子[コマツジュンコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

35
脳科学の本が面白いのは、身近な疑問や習慣を事例として扱いながら、それを驚きの理由をもって説明してしまう所にあるのだろう。本書で挙げられるボディ・マップの機能とは大人になった後も脳内で随時更新され続けるものであり、それが摂食障害やイップス、変性意識状態といった原因になっているという。特に、体外離脱やドッペルゲンガーといったオカルトめいた経験は、特定の脳の部位への電気刺激によって再現可能だという事実には驚かさせられる。『脳のなかの幽霊』の共著者というのもあって、類書の中でもそのわかりやすさは頭一つ抜けている。2015/08/26

デビっちん

23
身体感覚で感じる良い感じ、悪い感じは、ボディマップの感覚なのだとわかりました。ボディマップの感度と拡張性を高めることができれば、人生楽になると思います。危険を事前に察知できたり、良いところには長くとどまったりすれば良いんですから。その精度向上にイメージトレーニングや瞑想が効果的という件なんかもあって、あちらの世界が好きな人は楽しめる内容だと思います。2018/11/15

tom

14
人間の身体はすごい。脳みそは、身体や外界の状況に合わせて、人間の感覚を修正しています。でも、その一方で、人間の独自性は保とうとしていますということを、様々な実験データで解説した本。私が驚いたのは、イメージトレーニングの章。ダーツを取り上げているのだけど、①毎日練習、②何もしない、③イメージトレーニングだけをさせる、この三組の被験者の中で、訓練期間後に一番成績が高かったのは、③だったとのこと。そうか、イメージトレーニングか!ということで、思い付いた時には、やってます。でも、これは意外に難しいのです。2017/11/05

みんと

14
まず、ボディマップって何ぞやというところから学ぶ。 脳科学をもう少しゆるくわかりやすく、そして具体的な例で確認しながら読み進める。 行動によって相手の感情を共感させるなどのコーチング的方法はよく読むが、脳が起因している症状として、第2~第3の手を感じるとか、自分の四肢に違和感を感じ続け、手術によって切り落としてしまうが、精神的には幸せになれた人などの例を見るとまだまだ脳の中では常識では思いつかない不思議な事が起こっているのだと興味深く思った。2013/09/21

GASHOW

12
脳の中の身体地図というタイトルだが、脳がシート状であることを考えるとほんとに地図なのかもしれない。身体からの信号が大事で、資格情報だけだと役にたたない。脳だけを取り出しているSFがあるが意味がない。幼児期はとくに動き回らせないとやばい。脳は意識より先に動くことが証明されているが、それは予測だという。意識をさせるとそれを邪魔することになりイップスのようなことになる。呼吸を6秒にすると瞑想できるというのは脳科学的にもあるそうだ。ああ素晴らしい脳の世界。2016/10/13

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