出版社内容情報
あなたは最近、悲しい気持ちになることが多かったり、大切な人に厳しく接したことはないだろうか? 以前より不安やイライラを感じることが多いと感じていないだろうか?
感情は、ひとたびハンドルが利かなくなると、自傷行為、薬物依存、アルコール依存、ギャンブル、万引き、無軌道な性交渉などのトラブルに発展し、学校・職場・社会生活や人間関係を破壊することもある。しかし感情は人生を豊かにしてくれる。だからこそ感情に振り回されて自分や他人を傷つけないように、自分の感情に気づき、苦しみや悲しみの感情を避けず、マネジメントとコントロールの方法を学ばなくてはならない。
感情トラブルに巻き込まれた人をサポートする技法として、マーシャ・リネハンによって開発された弁証法的行動療法(DBT)。本書では、10代の思春期・青年期の子どもたちが健やかに穏やかな日々を送るために、4つのDBTのコアスキルをわかりやすく学ぶことができる。自己理解を深めて感情・行動をコントロールできるようにする「マインドフルネス」、自分の感情を上手に扱ってポジティブな感情を増やしていく「感情調整」、否認や怒りに駆られた行動で事態を悪化させずに乗り越えさせてくれる「心の痛み耐性」、友達や仲間との健全な関係を育む「対人有効性」――これら4つのスキルを、「身体感覚のマインドフルネス・エクササイズ」「感情に名前をつけるワーク」「理性的な心,感情的な心,賢い心を区別するワーク」「断定的から非断定的へ発想を転換するワーク」「危機回避プランを作るワーク」「自分を尊重するワーク」「思いやりの瞑想」「ポジティブなことに焦点を当てるワーク」「感情にマインドフルでいるワーク」「アサーティブネスの練習」などの多彩なワークで学び、感情と上手につきあう方法を身につけていく。
こころもからだも楽になり、人間関係もスムーズに、健やかに穏やかな日々を送るためのマインドフルネス実践ガイド。
シェリ・ヴァン・ダイク[シェリヴァンダイク]
著・文・その他
家接 哲次[イエツグ テツジ]
監修/翻訳
間藤 萌[マトウ モエ]
翻訳
内容説明
最近、悲しい気持ちになることが多かったり、大切な人に厳しく接したりしたことはないだろうか?以前より不安やイライラを感じることが多くないだろうか?ひとたびハンドルが利かなくなった感情は、自傷行為、薬物依存、アルコール依存、ギャンブル、万引き、無軌道な性交渉などのトラブルに発展し、学校・社会生活や人間関係を壊してしまう。しかし、それでも感情は人生を豊かにしてくれる。だからこそ、他人も自分も傷つけないように、苦しみや悲しみの感情を避けずに自分の感情に気づく「正しい操縦法」を学んでいこう!ワークとエクササイズで「マインドフルネス」「感情調整」「心の痛み耐性」「対人有効性」の4つのスキルを身につけて、人間関係もスムーズに、こころもからだも楽になる、思春期・青年期を生きる子どものためのマインドフルネス実践ガイド。
目次
第1章 マインドフルネス―自分に気づく
第2章 感情について知るべきこと
第3章 暴走しがちな感情をコントロールする
第4章 心の痛みを和らげる
第5章 危機を乗り越える
第6章 気分を改善する
第7章 人間関係を改善する
第8章 まとめ―これまで学んできたこと
著者等紹介
ヴァン・ダイク,シェリ[ヴァンダイク,シェリ] [Van Dijk,Sheri]
メンタルヘルスセラピスト。カナダのオンタリオ州ニューマーケットにおいて、個人開業しながら、サウスレイク医療センターでも勤務している
家接哲次[イエツグテツジ]
名古屋経済大学大学院人間生活科学研究科・人間生活科学部教授。名古屋経済大学マインドフルネスセンター所長。名古屋市立大学医学研究科修了。博士(医学)。Oxford大学(Department of Psychiatry)アカデミックビジター(2013~2014年)。Oxford Mindfulness Centre認定MBCTインストラクター。Mindfulness Network登録スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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