出版社内容情報
総勢63人の執筆者による家族療法全体を見はるかす，わが国初の網羅的テキスト。
家族療法の歴史から，日本における家族療法の展開・実践を紹介した本書は，「理論編」では，古典から最新の技法まで29のアプローチを解説。「臨床編」では，医療・教育・福祉・司法・産業メンタルヘルスなど全7領域，34カテゴリーの臨床実践を事例を交えて詳説し，付録として88の家族療法基本用語の解説を収載。入門書であると共に，より詳しい探索のためのガイドブックでもある。
§1 理論編
第?T章 家族療法の歴史
内容説明
個人や家族の抱えるさまざまな心理的・行動的な困難や問題を、家族という文脈の中で理解し、解決に向けた援助を行っていこうとする対人援助方法論の総称が「家族療法」である。本書は広範な臨床領域と多様な理論的背景を持つ家族療法の全体像を把握し、理解できるよう、黎明期から現在にいたる理論・実践史をまとめた「理論編」と医療・教育・福祉・司法など多領域からのアプローチを網羅した「臨床編」で構成されている。事例を交えたわかりやすい記述、用語解説・コラムを収載した本書は、家族療法を学ぶための最適な入門書であり、より詳しい探索のためのガイドブックでもある。家族療法が日本に本格導入されて以来３０年の理論と実践を集大成した、本邦の家族療法家たちによる初の家族療法の教科書。
目次
第１部 理論編（家族療法の歴史；家族療法の基礎概念；家族療法の代表的モデル）
第２部 臨床編（領域ごとの臨床実践；現代的な臨床テーマ）
第３部 教育、研究、倫理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
8
学会総力あげての大著。ほぼ全てを網羅している。歴史にも触れており、辞書的に使える。大判であり、家庭には不向き。2014/11/12
まなまな
0
理論編のみ勉強のため読んだ。大判の分厚い本なので、家にいる時に読んでいた。家族療法の海外・日本での歴史をはじめ、家族療法から派生した心理療法や介入法について丁寧に説明されている。コラムや用語集も掲載されているので、臨床心理学の中でも家族療法を詳しく学びたいという人にはおすすめだと思う。2022/08/25
ゼラニウム/フウロソウ科
0
図書館にない2021/11/18
