解決のための面接技法―ソリューション・フォーカスト・アプローチの手引き (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772408363
  • NDC分類 146.3
  • Cコード C3011

出版社内容情報

《内容》 本書は,解決志向ブリーフセラピー(ソリューション・フォーカスト・アプローチ)の第一人者であるインスーと,大学で教鞭を取ると同時にBFTCのスタッフとして研究・トレーニング等に幅広い活躍をしているディヤングによる入門書の決定版の第2版である。
従来の問題解決から解決構築への転換は,右利きを左利きに切り替えるようなものだとディヤングらは述べる。その理論は明解で,わが国でもその考え方は広まりつつあるが,実際には理論を理解するよりも解決構築の技法を臨床の場で使うことの方がはるかに難しい。その技法をどう使用するのか,どんな言葉で面接しているのかを主眼に,ソリューション・フォーカスト・アプローチの面接の構成とその実施法を解き明かしたものが本書である。
さらに第2版では,数章にわたって多くの改定がなされるとともに,不本意なクライアントや子どもとの面接場面の注意点など重要な知見が追加された結果,初版よりも大幅な頁増となった。
インスーらがワークショップで教えることを中心にまとめられた本書は,面接場面での豊富な会話例が記され,実際にインスーらとともに面接しているかのように学べるため,カウンセラーや援助職などをめざす学生はもちろん,ブリーフセラピーをこれから現場に導入しようという臨床家にも格好の独習書となろう。

内容説明

本書は、解決志向ブリーフセラピー(ソリューション・フォーカスト・アプローチ)の第一人者であるインスーと、大学で教鞭を取ると同時にBFTCのスタッフとして研究・トレーニング等に幅広い活躍をしているディヤングによる入門書の決定版の第2版である。従来の問題解決から解決構築への転換は、右利き左利きに切り替えるようなものだとディヤングらは述べる。その理論は明解で、わが国でもその考え方は広まりつつあるが、実際には理論を理解するよりも解決構築の技法を臨床の場で使うことの方がはるかに難しい。その技法をどう使用するのか、どんな言葉で面接しているのかを主眼に、ソリューション・フォーカスト・アプローチの面接の構成とその実施法を解き明かしたものが本書である。

目次

問題解決から解決構築へ
解決構築の基本
知らないという技法
出発点:クライアントが望むものにどう注目するか
クライアントの願望の増幅:ミラクル・クエスチョン
例外の探求:クライアントの長所と成功体験をもとにした解決構築
クライアントのためのフィードバックをつくる
第2回以降の面接:クライアントの進歩を発見し、増幅し、測定する
不本意に面接に来た人々とどう話すか:子ども、ペア、義務的に来るクライアント
危機状況での面接
帰結(Outcomes)
援助職の価値と人間の多様性
相談機関・グループ・地域での実践
解決構築過程の倫理的な意味
解決構築面接のためのメモ

著者等紹介

ディヤング,ピーター[ディヤング,ピーター][De Jong,Peter]
カルビン大学(ミシガン州)教授。社会学・ソーシャルワークを教えている。BFTCの構成メンバーでもあり、インスーとともにトレーニング用ビデオや資料の企画・制作に携わってきた。その一つに“Solution‐Building Conversations:Coconstructing a sense of competence with clients”(1996)がある

バーグ,インスー・キム[バーグ,インスーキム][Berg,Insoo Kim]
スティーヴ・ディ・シェイザーや同僚と共にソリューション・フォーカスト・アプローチを開発した。東洋的背景と西洋的教育をバランスよく生かして、トレーニング、スーパービジョン、コンサルテーション、臨床実践等に活躍している。多数の雑誌の編集委員をつとめ、世界各地で講演。多くの著書が外国語に翻訳されている

玉真慎子[タママシンコ]
カウンセリングSoFT

住谷祐子[スミヤユウコ]
元葵橋ファミリー・クリニック

桐田弘江[キリタヒロエ]
香川県知的障害者相談所
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