てんかんの治療と生活指導

てんかんの治療と生活指導

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772402361
  • NDC分類 493.74

内容説明

てんかん患者とその家族は、長期にわたって大きな心理的負担を背負いつづけねばならないのが現状であろう。てんかん患者の治療や介護にあるるものは、それら家族の心理にどのようなケアをすべきか、また社会の偏見を正し、患者と家族をどのように指導すべきなのか。これらの問題に、診断治療の立場から医学的側面を論じるばかりではなく、学校や職場での問題、結婚や職業選択の問題など患者が直面するであろう具体的な問題を通して、家族、環境の調整と指導の実際をも詳述する。著者らはかねててんかんが脳の器質的疾患であるばかりでなく、その治療に心理的要因が重要であることを主張してきたが、そこから導かれた長年の臨床経験が、いまここにてんかんの治療と生活指導のスタンダードな手引書として集大成された。精神科、小児科および神経科の医師はもとより、看護婦、保険婦、ソーシャルワーカー、そして学校や職場の保健担当者などてんかん患者に関わるすべての人々に必携。

目次

第1章 てんかん概説(服部隆夫)
第2章 てんかん発作の生物学(中沢欽哉)
第3章 てんかんに合併する精神障害とその治療(服部隆夫)
第4章 患者および家族にとってのてんかん(伊達徹)
第5章 てんかん児と学校生活(高井作之助)
第6章 てんかん家系の職業選択(松橋俊夫;小俣和一郎;都築利雄)
第7章 てんかん患者の結婚について(高井作之助)
第8章 てんかんと犯罪(伊達徹)
第9章 てんかんの薬物療法(伊達徹)
第10章 てんかんの精神療法(伊達徹)