痛みの診療

痛みの診療

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  • サイズ B5判/ページ数 337p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784771902244
  • NDC分類 492.2
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 Multi-disciplinaryという言葉がペインセンターやICUの診療形態を表す言葉として用いられることがある。Disciplineとはもともと軍隊における教練,訓練,鍛練などを指すから,multiがつくと様々の領域にまたがる診断・治療技術を身につけるべきであるということになる。医療の場合は,個人の能力よりは色々な専門領域の医師やコメディカルがチームを組んで診療にあたることを指すことが多い。(中略)本書は,一方では痛みを多面的に捉え,総合的な診療を行うことを目指したものである。他方では今後の痛みの診療を発展させるには,疼痛理論について最新の知識を理解しなければならないという立場に立って編纂したものである。医療に携わる人にとって痛みは避けて通れない課題である。本書が何らかの参考になればと願っている。    《目次》 ●主内容 A.痛みの基礎  1.痛みの診療にあたっての心構え  2.痛みの定義  3.痛みの基礎知識   a.はじめに   b.痛みの発生機序   c.痛みの心理反応 B.痛みの臨床  1.痛みの診断,評価法  2.急性痛   a.急性痛の原因疾患と鎮痛法   b.術後痛  3.慢性疼痛   a.慢性疼痛の概念   b.慢性疼痛に関するトピックス   c.慢性疼痛の精神的・社会的側面   d.慢性疼痛疾患  4.慢性疼痛の診断と治療   a.筋骨格系疼痛   b.頭痛・顔面痛   c.自律神経の関与した難治性疼痛(CRPS)   d.求心路遮断性疼痛   e.血流障害による痛み(PVD)  5.癌性疼痛   a.緩和医療   b.薬物療法,WHO指針   c.神経ブロック療法   d.放射線療法   e.在宅医療  6.心因性の疼痛  7.痛みに対する薬物療法   a.総論   b.非ステロイド性消炎鎮痛薬   c.麻薬性鎮痛薬   d.抗痙攣薬,抗不整脈薬   e.抗うつ薬   f.鎮静薬,トランキライザー  8.神経ブロック療法   a.総論   b.硬膜外ブロック   c.硬膜外くも膜下オピオイド   d.交感神経ブロック   e.椎間関節ブロック   f.選択的神経根ブロック   g.椎間板ブロック   h.三叉神経ブロック   i.末梢神経ブロック   j.くも膜下ブロック   k.局所静脈内ブロック  9.刺激による鎮痛法   a.刺激による鎮痛のメカニズム   b.経皮的末梢神経電気刺激   c.脊髄硬膜外通電法  10.手術療法   a.脳神経外科的除痛法   b.整形外科的除痛法  11.痛みとリハビリテーション  12.心理学的療法   a.認知行動療法   b.疼痛教室   c.自律訓練法  13.痛みと看護

内容説明

痛みを科学的に、多面的にとらえ、精神面までをも含む総合的診療を目指した“痛みの理解”の決定版。医療に携わるすべての方に是非とも知っておいていただきたい最新知識。

目次

A 痛みの基礎(痛みの診療にあたっての心構え;痛みの定義;痛みの基礎知識)
B 痛みの臨床(痛みの診断、評価法;急性痛;慢性疼痛;慢性疼痛の診断と治療;癌性疼痛 ほか)

著者等紹介

柴田政彦[シバタマサヒコ]
大阪大学大学院医学系研究科生体機能調節医学講座(麻酔学)。編著に「痛みの診療」がある

真下節[マシモタカシ]
大阪大学大学院医学系研究科生体機能調節医学講座(麻酔学)。編著に「痛みの診療」がある
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