内容説明
本書は、代表種ミズクラゲ以外にも、アカクラゲや今まで全く不明であった巨大エチゼンクラゲに関する知見の他、困難とされてきたアンドンクラゲの生態が、水産大学校の上野俊士郎教授によって初めて明らかにされ、その概要が紹介されている。また長年にわたりクラゲ類の飼育に従事された江ノ島水族館の足立文研究員による飼育方法や留意点等も加えられた。その他、今までに公表されなかったクラゲ類に関する報告書や未発表の資料をできるだけ収集した、特色あるクラゲ読本である。
目次
第1章 クラゲの生物学(クラゲ(水母)の分類
発育段階別の形態
主なクラゲ4種の形態と特性
繁殖と発生 ほか)
第2章 クラゲ類と産業活動(クラゲ類による被害;対策;クラゲ類の飼育と展示)