内容説明
本書は『周辺都市の研究』『変貌する周辺都市』に続く著者の都市研究であるが、前二書が宝塚市をケース・スタディとした大都市周辺都市=阪神大都市圏の衛星都市の一市の住宅・観光都市を参与観察を踏まえての実態把握に終始したのに対して、今般はいわば地方独立都市としての中小都市の歴史と存立構造を北陸の小都市敦賀市を事例調査の対象とするインテンシヴな研究である。
目次
第1章 行政都市としての敦賀市
第2章 「行政都市」と「地域社会」との関連について
第3章 戦前・戦後の地域構造の変貌
第4章 戦前・戦後の社会構造の変貌
第5章 敦賀住民の生活リズム
第6章 老人福祉の地域的システム化の模索
第7章 敦賀市の品格論
補論 大型スーパー・ストアの進出をめぐって