内容説明
歴史のはるか遠い所に忘れられたままの知られざる「連合艦隊」のリーダーたちの堂々たる生涯―つねに最前線の戦場で戦いつづけた気骨の軍人たちの生き様をえがいて感銘を呼ぶ話題の海軍人物伝。海軍の中間管理職に立つ者として、部下将兵を率先垂範し、任務遂行に邁進した八人の指揮官の清新な軍人魂を伝える。
目次
勇将のもとに弱卒なし―敵将が賞賛した駆逐艦長・春日均中佐の操艦
生きて祖国の礎となれ―初志を貫いた潜水艦長・南部伸清少佐の無念
被爆の身をも顧みず―第五航空艦隊参謀・今村正己中佐の至誠
遺骨なく遺髪なく―第十六戦隊司令官・左近允尚正中将の運命
われに後悔なく誇りあり―幸運に導かれた潜水艦長・坂本金美少佐の気概
蒼空の飛翔雲―歴戦の飛行隊長・高橋定少佐の航跡
見敵必殺の闘魂を秘めて―海軍の至宝と謳われた入佐俊家少将の信条
飢餓と砲爆撃に耐えて―孤島を死守した吉見信一少将の信念
著者等紹介
岩崎剛二[イワサキゴウジ]
千葉県館山市に生まれる。昭和20年10月、海軍兵学校卒(第75期)。昭和24年3月、慶応大学法学部卒。昭和33年ごろより海軍兵学校卒業者(期前をふくめ1期から70期まで)の人物写真の収集をはじめ(滞米11年間をのぞく)、現在までに約3500名分を集め、なお継続中。水交会会員、東郷会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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